佐藤成史連載

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佐藤成史
佐藤成史(さとう せいじ)
【プロフィール】
 1957年、群馬県前橋市生まれ。北里大学水産学部水産増殖学科卒業。日本全国はもちろん、アメリカをはじめとする世界各国を釣り歩く。
 マッチング・ザ・ハッチの釣りだけではなく、総合的なマッチング・ザ・X(詳細は著書「ライズフィッシング・アンド・フライズ(地球丸刊)」を御覧下さい。)の理論で釣りを展開。フライフィッシングをさらに奥深い世界から捉えた眼力、分析力は他の追随を許さない。
 著書多数。テレビ・ビデオの企画、出演などで活躍中。

■FF徒然草 第18

☆山陰の渓で

   ……木洩れ陽の渓を歩く幸福について

*森の中で

 去る528日〜29日、鳥取市にある「ストリーム(http://www2.ocn.ne.jp/~stream/)」主催のフライフィッシングミーティングにお招きいただき、充実した時間を過ごしてきました。ミーティング前後に3日間ほどプライベートの時間を取れたので、現地のみなさんと一緒に山陰の渓を歩いてきました。

 中国山地はなだらかな山が多いうえに、古くから鑪(たたら)製鉄が盛んだったため、豊かな森は少ないと思っていました。実際、これまで知っている中国山地の山々では、自然の豊かさを実感したことはありませんでした。

製鉄には火力が必要で、その火力は森の木を刈り燃やすことで調達します。大ヒットしたアニメ映画「もののけ姫」に描かれていた世界を想像していただけると分かりやすいかもしれません。この映画では、人間と自然との関係や調和を学ぶためのテーマとして森を選び、その存在をたいへん重要視しています。
 ところが今回出かけた先の森には、驚くほど大きな木があってびっくりしました。それなりに降雪のある日本海側のため、基本的にはブナとミズナラ主体の落葉広葉樹林の森です。地元の人たちの話によると、このあたりの山は皆伐されることなく、太い木は選択的に残されてきたとのことでした。森に対する畏怖や尊敬の念があったからでしょうか。

 そういわれてみると、東北や道南のブナ林と違って森林全体の密度が薄くて樹齢の幅があり、何となくコントロールされた痕跡が感じられます。しかしそれは不快なものではなく、むしろ独特の景観を楽しませてくれて、そこにいる間はとても気持ちの良い時間を過ごせました。やはり無垢な原生林だけがすべてではなく、古くから人との関係を維持しながら、現在に残ってきた森にも、充分な生命環が回り続けているのです

そんな快適な森の中を流れる渓には、地元で「オモ」と呼ばれるイワナが棲んでいます。いつまでも大切にしていきたい渓魚ですね。苔むした岩、新緑の若葉を縫って降り注ぐ光、生い茂る羊歯の群落、そして流れに遊ぶイワナたち……生き物たちのつながりが築きあげた小宇宙の中に溶け込み、生命の息衝きに触れる幸福に浸りながら、釣りをやっていて良かったと、心から感じる日々でした。この場を借りて、お世話になった皆さんにお礼申し上げます。


*旅は続く

 今回は徒然草シリーズの入稿が少し遅れてしまいました。何しろ今は、シーズンで一番忙しい時期。それはこのサイトの管理者であるビデオメッセージさんも同様です。そういえば、6月早々に3日間ほどDVDのロケをしてきました。

 山陰方面から大阪を経由して、富山や岐阜を回った約2週間のロード、今は自宅でこれを書いています。しかし自宅にいられるのはたった3日間。明日の晩から東北〜北海道方面へ約1ヶ月ほど出かけてきます。

 今年は珍しいことに4週間続けてスクールやツアーがあるので、ちょっと紹介させていただきます。

611日〜12日 
岩手県松尾八幡平「クボタロッジ(http://iwateasunaro.com/lodge/)」主催のFFスクール

619
北海道函館市「アングラーズハット(〒041-0824函館市西桔梗町827-24  TEL:0138-48-7553)」主催のFFスクール          

625日〜26
北海道音更町「クレイジーフィッシャー(〒080-0111 河東郡音更町木野大通東7丁目1-4 Tel0455-30-4636)主催のFFスクール

72日〜3
ファグスクレナータ主催
「道南のブナ森で釣る渓流ツアー」
http://homepage2.nifty.com/tanzawahome/fagus/event2005.html

 スクールやツアーはいずれも週末ですが、平日には雑誌の取材が入ったり、ライフワークで写真を撮りためたりします。今年は然別湖の予約が取れたので、ミヤベイワナの写真を撮るのが楽しみです。ミヤベイワナには子供の頃から憧れていましたし、イワナマニアの自分としては、各地のイワナの記録写真をさらに充実させることができるので、これほど嬉しいことはありません。おっと、釣る前にそんなこと言ったらいけませんね。然別湖というフィールド、自分にとっては行ったことのない未知のフィールドなんです。




 



■森

山陰の森の風景……巨木からは神々しいオーラが放たれていました。



■渓
時間を忘れてしまいそうな光景です。苔がクッションの役目をするためか、こんな渓では沢音がとても柔らかに響くのです。


■イワナ
タイプとしては普通のニッコウ系のイワナです。オレンジの朱点が鮮やかで、頭部にまで紋様がうっすら刻まれている個体が多いような気がしました。




【佐藤成史著書】
「ライズフィッシング・アンド・フライズ」
              (地球丸刊)

「瀬戸際の渓魚たち」
「The Flies part1渓流のフライパターン」
「The Flies part2水生昆虫とフライパターン」
「The Flies part3
  CDCパターンとイメージングパターン」
「ロッキーの川、そして鱒たち」
「ニンフフィッシング タクティクス」
           (以上つり人社刊)

「フライフィッシング」
「徹底フライフィッシング」
「渓魚つりしかの川」
           (以上立風書房刊)
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